ハマンはモルデカイのひざまずかず、また自分に敬礼しないのを見て怒りに満たされたが、
そこでネブカデネザルは怒りに満ち、シャデラク、メシャクおよびアベデネゴにむかって、顔色を変え、炉を平常よりも七倍熱くせよと命じた。
こうしてハマンはその日、心に喜び楽しんで出てきたが、ハマンはモルデカイが王の門にいて、自分にむかって立ちあがりもせず、また身動きもしないのを見たので、モルデカイに対し怒りに満たされた。
高ぶりおごる者を「あざける者」となづける、 彼は高慢無礼な行いをするものである。
王の門の内にいる王の侍臣たちは皆ひざまずいてハマンに敬礼した。これは王が彼についてこうすることを命じたからである。しかしモルデカイはひざまずかず、また敬礼しなかった。
怒ることの激しい者は罰をうける、 たとい彼を救ってやっても、 さらにくり返さねばならない。
愚かな人は、すぐに怒りをあらわす、 しかし賢い人は、はずかしめをも気にとめない。
確かに、憤りは愚かな者を殺し、 ねたみはあさはかな者を死なせる。
ところが、王妃ワシテは侍従が伝えた王の命令に従って来ることを拒んだので、王は大いに憤り、その怒りが彼の内に燃えた。
彼らは毎日モルデカイにこう言うけれども聞きいれなかったので、その事がゆるされるかどうかを見ようと、これをハマンに告げた。なぜならモルデカイはすでに自分のユダヤ人であることを彼らに語ったからである。
すなわち愚かなる者が高い地位に置かれ、富める者が卑しい所に座している。
悪しき者は正しい者にむかって はかりごとをめぐらし、これにむかって歯がみする。